中学の頃から言われ続けている
「お前、潔癖症だよな」
この言葉を、中学の頃から何度言われてきただろうか。
友達と遊んでいるとき、家に人を呼んだとき、外出先のトイレを使うとき、俺の行動を見た人は、決まって同じことを言う。
「潔癖症なん?」
でも、自分としてはそんなつもりはない。
むしろ普通のことをしているつもりなのに、周りから見ると「潔癖」に見えるらしい。
確かに電車のつり革は触りたくないし、コンビニのタッチパネルは指の第二関節で押す。
でも、机に落ちたキシリトールガムは普通に拾って食べる。
これって本当に潔癖症なのか?
そもそもどこからが潔癖症でどこまでが普通なのか、境界線が全くわからない。
というわけで、自分の謎の基準について掘り下げてみることにした。
俺の潔癖基準:謎のダブルスタンダード
まず、自分が何に対して潔癖で、何は平気なのかを整理してみた。
絶対に無理なもの(潔癖ゾーン)
指紋だらけのスマホ
自分のスマホでも指紋がベタベタついてると気持ち悪い。すぐに拭きたくなる。
公共トイレの便座
トイレットペーパーを敷かないと座れない。直接座るなんてもってのほか。
他人が家に入るときのスリッパ問題
他人限定だが、スリッパを履いてもらわないと無理。足の裏が床に直接触れるのが嫌だ。
お店のトイレのドアノブや蛇口
何かを介さないと直接触りたくない。ティッシュやペーパータオルを使う。
電車のつり革(最近は慣れたけど)
昔は 100%無理だったが、最近は慣れた。ただし、触ったら絶対に手を洗う。
ドアノブ全般
不特定多数が触ったものは基本的に無理。
コンビニのタッチパネル
絶対に指の第二関節でタッチする。指先では押さない。
他人(友達)が作った弁当
家族の料理は OK なのに、友達の手作り弁当は無理。謎の基準。
意外と平気なもの(非潔癖ゾーン)
机に落ちたキシリトールガム
3 秒ルール適用。自分の机なら問題ない。拾って食べる。
ペットボトルの回し飲み
最近行けるようになった。抵抗はあるけど、できる。
カバンを地面に置く
全然平気。むしろ置く派。
銭湯・温泉
入れる。ただし、マットとかには抵抗感あり。
改めて並べてみると、基準がバラバラすぎる。
自分のテリトリー内(机、カバン)なら大丈夫なのに、
不特定多数が触ったものになると一気に無理になる。
これ、潔癖症なのか?それとも単なる「他人が嫌い」なだけなのか?
BuzzFeed の潔癖症診断をやってみた
自分が本当に潔癖症なのか確認するため、BuzzFeed の潔癖症診断をやってみた。
診断結果チェックリスト
- ✅ なるべく電車の手すりや吊革につかまらない
- 🚫 カバンを地面に置くのが無理
- 🚫 エレベーターのボタンを素手で押さない
- ✅ 常に除菌ウェットティッシュを持ち歩く
- ✅ 外では洋式の便座に直接座れない
- 🚫 きれいなトイレでも、ハンドソープがないと絶望する
- ✅ 他人の手づくり料理が苦手
- 🚫 銭湯や温泉に入っても、家でお風呂に入り直す
- ✅ 飲食店で割り箸が出てくると、ちょっと安心する
- ✅ 公衆トイレでは、なるべく息を止める
- 🚫 「手ごねハンバーグ」が厳しい
- ✅ 設備点検で業者さんが来た後は、床掃除
- 🚫 「コミックスのビニールお取りしますね」を遠慮したい
- ✅ プールサイドや大浴場はつま先立ちで歩く
- 🚫 缶や紙パックは、できれば洗ってから飲みたい
結果:15 項目中 8 項目該当
診断結果
あなたの潔癖度は「プチ潔癖」レベル
正直、ちょっと生きづらいタイプじゃないですか?
ラッキーアイテムは「消毒用エタノール」です。
プチ潔癖らしい。
やっぱり潔癖症なのか...?
でも「プチ」ってことは、ガチ潔癖症ではないってことだよな。
潔癖症の定義を調べてみた
そもそも「潔癖症」ってどこからが潔癖症なのか?
調べてみたところ、潔癖症と強迫性障害(OCD)の境界線がポイントらしい。
潔癖症 vs 強迫性障害(OCD)
潔癖症(個性・こだわりの範囲)
- 清潔を好むが、自分でコントロールできる
- 日常生活に大きな支障はない
- 「気持ち悪い」という感覚レベル
強迫性障害(病気)
- 「汚染されている」という強い恐怖に支配される
- 手洗いが止められず、1 日に何時間も費やす
- 日常生活に深刻な支障が出る
- 自分でも「やめたい」と思っているのに止められない
つまり、日常生活に支障が出ているかどうかが境界線らしい。
俺の場合、電車のつり革を掴まなくても生活できてるし(最近は慣れたし)、
スリッパ問題も「履いてもらえば OK」なので日常生活には支障がない。
ということは、強迫性障害ではなく「プチ潔癖症」ってことになる。
でも中学の頃から言われ続けてるんだからやっぱり潔癖症なんだろうな...
エピソード:潔癖症の謎行動
エピソード 1:コンビニのタッチパネル芸人
コンビニで支払いをするとき、タッチパネルを指の第二関節で押すのが俺のルール。
指先で押すのは、なんとなく気持ち悪い。
エピソード 2:スリッパ履いてくれ問題
友達が家に来たとき、玄関で「スリッパ履いて」とお願いすると、
「お前の家、めんどくさいな」と言われる。
いや、わかるよ。めんどくさいのはわかる。
でも他人の足の裏が直接床に触れると、その後の精神的ダメージが大きすぎるんだよな...
家族は別にいいんだけど、他人は無理。
エピソード 3:机のガムは食べるのに
ある日、作業中に机の上でキシリトールガムを落とした。
0.5 秒で拾って口に入れた。
その様子を見ていた友達が「え、お前潔癖症じゃなかったの?」と。
「いや、自分の机だから」
友達:「意味わからん」
俺もよくわからない。
まとめ:結局、俺は潔癖症なのか?
診断結果は「プチ潔癖」。
中学の頃から言われ続けてきたけど、やっぱり潔癖症だったらしい。
結論
- 不特定多数が触ったものには異常に敏感
- 自分のテリトリー内なら意外と平気
- 日常生活に深刻な支障はないが、周りからは「潔癖症」と思われている
- つまり、潔癖症と非潔癖症のグレーゾーンに生息している
おそらく、俺は「選択的潔癖症」なんだと思う。
自分の中に謎の基準があって、それに従って「これは無理」「これは平気」を判断している。
ただ、その基準が他人から見ると意味不明なだけだ。
潔癖症の定義が曖昧すぎる問題は、今後も続きそうである。
【追伸】
BuzzFeed の診断で「ラッキーアイテムは消毒用エタノール」って言われたけど、
確かに除菌ウェットティッシュは常に持ち歩いてるわ。
もしかして、俺、本当に潔癖症なのでは...?